アシックスは足幅が狭い?4つの幅表記と選び方

足幅は一律ではないこととアシックスの4つの幅表記を示す図

「アシックスは足幅が狭い」と聞いて、いつものサイズより大きめを選ぼうとしていませんか。

先に結論を言います。アシックスのシューズが一律に狭いわけではありません。

ASICSは競技特性に合わせてラスト(靴型)を分け、さらにNARROW、STANDARD、WIDE、EXTRA WIDEという足囲タイプを用意しています。そのため、履き心地は競技・モデル・ラストによって異なり得ます。新旧モデルやアッパーの違いも、名称だけで同じと判断せず、現行の商品ページと試着で確認します。

この記事では、ランニング、競技用、ウォーキング、ジュニアを含むASICSシューズを横断して、商品ページのどこを見ればよいかを整理します。商品一覧やおすすめ順位ではなく、自分で候補を絞るためのガイドです。

本記事はシューズ選びに関する一般情報です。特定商品の実使用レビュー、診断、治療、個別の適合判定は行いません。商品カード、ASPリンク、購入ボタンも設置していません。

足幅は一律ではないこととアシックスの4つの幅表記を示す図
ASICSは競技・モデル・ラストによって履き心地が異なります。
この記事の結論

「アシックスだから狭い」とブランドだけで決めず、①競技、②モデル、③商品ページの「幅/ラスト」、④両足での試着、の順に確認します。横がきついときは、足長だけを上げる前に幅タイプや別モデルも比較します。

目次

ブランドだけで幅を決められない理由

ASICS公式は、陸上競技、ランニング、バスケットボール、サッカーなど、競技特性に合わせてラストを分けていると説明しています。加えて、足囲別の4タイプやジュニア専用ラストがあります。

そのため、「アシックス」というブランド名だけでは幅を決められません。同じ表示サイズでも、用途やモデルが違えば、前足部、甲、つま先、かかとの感じ方は変わり得ます。

最初に競技とモデルを選び、その商品の幅/ラストを確認するのが基本です。

幅表記で分かること/分からないこと

幅表記から分かるのは、細め・標準・広めといった候補です。ブランド名、幅タイプ、表示サイズだけでは、甲やかかとの相性、シューズ内部の全形状、長時間使用後の履き心地までは断定できません。

4つの幅表記と旧呼称を整理

NARROWからEXTRA WIDEまで4つの幅表記を並べた早見図
4つの幅表記を概念的に整理した図です。数値換算表ではありません。

現在のASICS公式ガイドに掲載されている幅表記は、次の4つです。

スクロールできます
現在の表記日本語の案内2018年6月以前の呼称
NARROW細めスリム
STANDARD標準レギュラー
WIDE広めワイド
EXTRA WIDEかなり広めスーパーワイド

旧商品情報では呼び方が異なりますが、ASICS公式は「呼称が異なるのみ」と案内しています。中古品や過去モデルを調べるときは、発売時期と旧呼称を一緒に確認してください。

なお、4種類がすべてのモデル、サイズ、カラーに必ず用意されているという意味ではありません。JISの足囲表も、カタログの商品構成表ではありません。実際に選べる幅は、各商品ページで確かめます。

狭いと感じる理由は「幅」だけではない

横が当たると、すぐに「幅が狭い」と考えがちです。しかし、靴の感じ方には複数の場所が関係します。

  • 前足部の横幅
  • 甲まわりの高さと締めつけ
  • つま先部分の形
  • かかとの収まり
  • アッパー素材と縫い目
  • ひもの締め方

たとえば、前足部には余裕があっても甲がきつい場合があります。反対に、横幅を広げたことでかかとが動きやすくなる場合もあります。

「狭い・広い」の一語で終わらせず、どこが、どの動作で、どのように当たるかを分けて記録すると、次の候補を選びやすくなります。

しびれ、皮膚の傷、強い痛みがある場合

使用を中止し、靴の販売店、医療機関など適切な専門家へ相談してください。本記事は症状の原因を判断するものではありません。

選ぶ順番は「競技→モデル→幅/ラスト」

競技、モデル、幅とラスト、両足での試着という選択順を示す図
ブランド名だけで決めず、用途から順に候補を絞ります。

ASICSの幅表記を使うときは、次の順番にすると整理しやすくなります。

STEP

競技・用途を決める

走る、歩く、体育館で動く、競技に参加するなど、まず用途を決めます。競技特性ごとにラストが分かれているためです。

STEP

用途に合うモデルを選ぶ

同じ幅表記でも、モデルの目的や設計が違えば履き心地は同じとは限りません。新旧モデルを比べる場合は、世代も区別します。

STEP

商品ページの「幅/ラスト」を見る

商品ページのサイズ表だけでなく、仕様欄の「幅/ラスト」を探します。幅タイプが書かれていない場合は、推測で決めず販売元へ確認します。

STEP

両足で試着する

左右とも履き、ひもを結び、立つ・歩く・用途に合う短い動作を行います。ジュニアも本人の感覚を確認し、指先だけで外から押して決めないようにします。

足長と足囲は左右別に測る

左右の足について足長と足囲を別々に測る位置を示す概念図
左右それぞれの足長と足囲を記録します。公式計測図の転載ではありません。

候補を探す前に、左右それぞれの足長と足囲を測ります。

ASICS公式のサイズガイドでは、裸足を基本とし、両足へ均等に体重をかけ、必ず両足を測るよう案内しています。足長は、かかとから最も長い足趾まで。足囲は、親指と小指の付け根にある張り出した部分を通る周囲です。

左右で差がある場合、公式ガイドは大きい側に合わせる考え方を示しています。ただし、足長が長い側と足囲が大きい側が同じとは限りません。2項目を左右別に残してください。

スクロールできます
記録欄右足左足
足長__ cm__ cm
足囲__ mm__ mm
当たりやすい場所____

JIS規格の表は、自分の測定値に近い足囲タイプを探す目安です。ASICS公式も、足囲表示はあくまでシューズ選びの目安で、足入れ感には個人差があると説明しています。

商品ページでは「幅/ラスト」を探す

花びらの落ちた地面に置かれた黄緑色のASICSランニングシューズ

オンラインで候補を見るときは、商品名や表示サイズだけで判断しません。ASICS公式の記事は、各シューズの商品ページにある「幅/ラスト」を確認するよう案内しています。

確認する項目を一度に並べると、次のようになります。

スクロールできます
商品ページの項目読み方
競技・用途自分が行う動作と合っているか
モデル名・世代似た名称の旧モデルと混同していないか
幅/ラスト4つの該当表記。一部カテゴリーは異なる場合あり
サイズ展開自分の足長候補が用意されているか
販売・返品条件室内試着の可否、期限、返送条件

ASICSの4つの足囲タイプ名はグローバル共通ですが、JISなどへウイズ換算する基準は国内外で異なります。同一品番か、国内向けの換算表か、一部カテゴリーの例外に当たらないか、返品先はどこかまで確認します。

試着では4か所を分けて確認

試着で確認するつま先、前足部、甲、かかとの4か所を示す図
きつさを一語で決めず、4か所を分けて確認します。

試着では、足全体を「きつい・ゆるい」だけで採点せず、4か所を分けます。

つま先

最も長い足趾が先端や上面へ当たり続けていないかを確認します。下りや踏み込みで前へ滑る場合もあります。

前足部

親指と小指の付け根まわりが強く押されていないかを見ます。横方向がきついとき、足長だけを上げる前に幅タイプを比較します。

甲

ひもを結んだ状態で、甲の一部だけが強く圧迫されていないかを確認します。ひもの締め方で変わる範囲と、靴型自体の相性を分けて考えます。

かかと

歩行や短い競技動作で、かかとが大きく浮いたり擦れたりしないかを確認します。幅を広げた結果、後足部の固定が不足していないかも見ます。

両足で立つ、歩く、曲がる、用途に合う短い動作を行い、左右差も確認します。店頭では、実際に使う靴下や必要な装具があれば持参し、スタッフへ相談してください。

横がきついとき、足長だけ上げない

よくある失敗は、横が当たるため表示サイズを0.5cmずつ上げ続けることです。長さを上げると横方向に余裕が出る場合はありますが、同時につま先の余り、前滑り、かかとの動きが増えることがあります。

次の順で切り分けます。

  1. ひもを結び直し、甲とかかとの位置を確認する
  2. 同じモデルに別の幅タイプがあるか調べる
  3. 同じ用途の別モデルを試す
  4. 足長を変えた場合は4か所をもう一度確認する

「WIDEなら必ず合う」「EXTRA WIDEなら安心」とも限りません。幅を広げたことで別の場所が合わなくなる可能性があるため、最終判断は両足で行います。

通販は返品条件を先に確認

通販では、注文ボタンを押す前に返品・交換条件を読みます。

室内試着が認められる範囲、返品期限、タグや箱の扱い、返送料、セール品の除外条件は販売元ごとに異なります。注文時点の条件を保存してください。

届いたら、屋外で使う前に次を確認します。

  • 注文した品番・幅タイプ・サイズと一致する
  • 左右とも靴下を履いて試す
  • つま先・前足部・甲・かかとを分けて見る
  • 歩行や許可された範囲の動作で確認する
  • 返品する可能性があれば箱や付属品を保つ

店舗での試着が難しい場合ほど、「以前と同じシリーズ名だから同じ幅だろう」と決めつけず、商品ページの現行仕様を確認してください。

まとめ:ブランド名より商品ページを見る

アシックスは足幅が狭い、と一律には言えません。ASICSには、競技特性に合わせたラストと、NARROW、STANDARD、WIDE、EXTRA WIDEの4つの幅表記があります。

選ぶ順番は、競技を選ぶ → モデルを選ぶ → 幅/ラストを確認する → 両足で試着するです。

横がきついときは、足長だけを上げず、どこが当たるかを分けてください。つま先、前足部、甲、かかとの4か所を確認し、通販では返品条件を先に読みます。

表示は候補を絞るための入口です。最後は、その商品の現行仕様と、自分の両足で確認しましょう。

よくある質問

アシックスは他社より足幅が狭いですか?

ブランド全体を一律に比較することはできません。ASICSは競技別のラストと4つの幅表記を用意しています。競技、モデル、世代、商品ページの「幅/ラスト」を確認し、両足で試してください。

STANDARDがきつければWIDEを選べばよいですか?

候補にはなりますが、自動的に決まりません。前足部だけでなく、つま先、甲、かかとも確認します。同じモデルにWIDEがない場合は、同じ用途の別モデルも比較します。

2018年以前の「レギュラー」は現在の何ですか?

ASICS公式では、レギュラーは現在のSTANDARD、スリムはNARROW、スーパーワイドはEXTRA WIDEに対応すると案内しています。

子どもの靴も4つの幅表記だけ見ればよいですか?

いいえ。ASICSにはジュニア専用ラストもあります。商品ページの対象区分と仕様を確認し、左右とも履いて本人の感覚と動作を見てください。

足の悩みがある人の関連記事

外反母趾、幅広、甲高などの悩みがある場合も、診断名や自己評価だけで幅タイプを固定しません。痛む場所、足長、足囲、甲、かかとを分け、必要に応じて専門家へ相談します。

中敷きを交換する場合は、靴内部の容積やかかとの収まりが変わることがあります。交換後も同じ4か所を再確認してください。

出典・参考資料

※公式ページの表記や商品仕様、返品条件は変更されることがあります。購入時点の各商品ページと販売条件をご確認ください。

編集方針・医療免責

本記事は一般的な情報提供を目的とし、診断・治療・予防、個別症状への相談対応、受診優先度や特定商品の適合判定を行うものではありません。しびれ、皮膚の傷、強い痛みがある場合や判断に迷う場合は、整形外科などの医療機関へご相談ください。本原稿には商品カード・ASPリンク・購入ボタンを設置していません。免責は、消費者契約法その他の法令で認められる範囲に限ります。

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