「アシックスは足幅が狭い」と聞いて、いつものサイズより大きめを選ぼうとしていませんか。
先に結論を言います。アシックスのシューズが一律に狭いわけではありません。
ASICSは競技特性に合わせてラスト(靴型)を分け、さらにNARROW、STANDARD、WIDE、EXTRA WIDEという足囲タイプを用意しています。そのため、履き心地は競技・モデル・ラストによって異なり得ます。新旧モデルやアッパーの違いも、名称だけで同じと判断せず、現行の商品ページと試着で確認します。
この記事では、ランニング、競技用、ウォーキング、ジュニアを含むASICSシューズを横断して、商品ページのどこを見ればよいかを整理します。商品一覧やおすすめ順位ではなく、自分で候補を絞るためのガイドです。
本記事はシューズ選びに関する一般情報です。特定商品の実使用レビュー、診断、治療、個別の適合判定は行いません。商品カード、ASPリンク、購入ボタンも設置していません。

「アシックスだから狭い」とブランドだけで決めず、①競技、②モデル、③商品ページの「幅/ラスト」、④両足での試着、の順に確認します。横がきついときは、足長だけを上げる前に幅タイプや別モデルも比較します。
ブランドだけで幅を決められない理由
ASICS公式は、陸上競技、ランニング、バスケットボール、サッカーなど、競技特性に合わせてラストを分けていると説明しています。加えて、足囲別の4タイプやジュニア専用ラストがあります。
そのため、「アシックス」というブランド名だけでは幅を決められません。同じ表示サイズでも、用途やモデルが違えば、前足部、甲、つま先、かかとの感じ方は変わり得ます。
最初に競技とモデルを選び、その商品の幅/ラストを確認するのが基本です。
幅表記から分かるのは、細め・標準・広めといった候補です。ブランド名、幅タイプ、表示サイズだけでは、甲やかかとの相性、シューズ内部の全形状、長時間使用後の履き心地までは断定できません。
4つの幅表記と旧呼称を整理

現在のASICS公式ガイドに掲載されている幅表記は、次の4つです。
| 現在の表記 | 日本語の案内 | 2018年6月以前の呼称 |
|---|---|---|
| NARROW | 細め | スリム |
| STANDARD | 標準 | レギュラー |
| WIDE | 広め | ワイド |
| EXTRA WIDE | かなり広め | スーパーワイド |
旧商品情報では呼び方が異なりますが、ASICS公式は「呼称が異なるのみ」と案内しています。中古品や過去モデルを調べるときは、発売時期と旧呼称を一緒に確認してください。
なお、4種類がすべてのモデル、サイズ、カラーに必ず用意されているという意味ではありません。JISの足囲表も、カタログの商品構成表ではありません。実際に選べる幅は、各商品ページで確かめます。
狭いと感じる理由は「幅」だけではない
横が当たると、すぐに「幅が狭い」と考えがちです。しかし、靴の感じ方には複数の場所が関係します。
- 前足部の横幅
- 甲まわりの高さと締めつけ
- つま先部分の形
- かかとの収まり
- アッパー素材と縫い目
- ひもの締め方
たとえば、前足部には余裕があっても甲がきつい場合があります。反対に、横幅を広げたことでかかとが動きやすくなる場合もあります。
「狭い・広い」の一語で終わらせず、どこが、どの動作で、どのように当たるかを分けて記録すると、次の候補を選びやすくなります。
使用を中止し、靴の販売店、医療機関など適切な専門家へ相談してください。本記事は症状の原因を判断するものではありません。
選ぶ順番は「競技→モデル→幅/ラスト」

ASICSの幅表記を使うときは、次の順番にすると整理しやすくなります。
競技・用途を決める
走る、歩く、体育館で動く、競技に参加するなど、まず用途を決めます。競技特性ごとにラストが分かれているためです。
用途に合うモデルを選ぶ
同じ幅表記でも、モデルの目的や設計が違えば履き心地は同じとは限りません。新旧モデルを比べる場合は、世代も区別します。
商品ページの「幅/ラスト」を見る
商品ページのサイズ表だけでなく、仕様欄の「幅/ラスト」を探します。幅タイプが書かれていない場合は、推測で決めず販売元へ確認します。
両足で試着する
左右とも履き、ひもを結び、立つ・歩く・用途に合う短い動作を行います。ジュニアも本人の感覚を確認し、指先だけで外から押して決めないようにします。
足長と足囲は左右別に測る

候補を探す前に、左右それぞれの足長と足囲を測ります。
ASICS公式のサイズガイドでは、裸足を基本とし、両足へ均等に体重をかけ、必ず両足を測るよう案内しています。足長は、かかとから最も長い足趾まで。足囲は、親指と小指の付け根にある張り出した部分を通る周囲です。
左右で差がある場合、公式ガイドは大きい側に合わせる考え方を示しています。ただし、足長が長い側と足囲が大きい側が同じとは限りません。2項目を左右別に残してください。
| 記録欄 | 右足 | 左足 |
|---|---|---|
| 足長 | __ cm | __ cm |
| 足囲 | __ mm | __ mm |
| 当たりやすい場所 | __ | __ |
JIS規格の表は、自分の測定値に近い足囲タイプを探す目安です。ASICS公式も、足囲表示はあくまでシューズ選びの目安で、足入れ感には個人差があると説明しています。
商品ページでは「幅/ラスト」を探す

オンラインで候補を見るときは、商品名や表示サイズだけで判断しません。ASICS公式の記事は、各シューズの商品ページにある「幅/ラスト」を確認するよう案内しています。
確認する項目を一度に並べると、次のようになります。
| 商品ページの項目 | 読み方 |
|---|---|
| 競技・用途 | 自分が行う動作と合っているか |
| モデル名・世代 | 似た名称の旧モデルと混同していないか |
| 幅/ラスト | 4つの該当表記。一部カテゴリーは異なる場合あり |
| サイズ展開 | 自分の足長候補が用意されているか |
| 販売・返品条件 | 室内試着の可否、期限、返送条件 |
ASICSの4つの足囲タイプ名はグローバル共通ですが、JISなどへウイズ換算する基準は国内外で異なります。同一品番か、国内向けの換算表か、一部カテゴリーの例外に当たらないか、返品先はどこかまで確認します。
試着では4か所を分けて確認

試着では、足全体を「きつい・ゆるい」だけで採点せず、4か所を分けます。
つま先
最も長い足趾が先端や上面へ当たり続けていないかを確認します。下りや踏み込みで前へ滑る場合もあります。
前足部
親指と小指の付け根まわりが強く押されていないかを見ます。横方向がきついとき、足長だけを上げる前に幅タイプを比較します。
甲
ひもを結んだ状態で、甲の一部だけが強く圧迫されていないかを確認します。ひもの締め方で変わる範囲と、靴型自体の相性を分けて考えます。
かかと
歩行や短い競技動作で、かかとが大きく浮いたり擦れたりしないかを確認します。幅を広げた結果、後足部の固定が不足していないかも見ます。
両足で立つ、歩く、曲がる、用途に合う短い動作を行い、左右差も確認します。店頭では、実際に使う靴下や必要な装具があれば持参し、スタッフへ相談してください。
横がきついとき、足長だけ上げない
よくある失敗は、横が当たるため表示サイズを0.5cmずつ上げ続けることです。長さを上げると横方向に余裕が出る場合はありますが、同時につま先の余り、前滑り、かかとの動きが増えることがあります。
次の順で切り分けます。
- ひもを結び直し、甲とかかとの位置を確認する
- 同じモデルに別の幅タイプがあるか調べる
- 同じ用途の別モデルを試す
- 足長を変えた場合は4か所をもう一度確認する
「WIDEなら必ず合う」「EXTRA WIDEなら安心」とも限りません。幅を広げたことで別の場所が合わなくなる可能性があるため、最終判断は両足で行います。
通販は返品条件を先に確認
通販では、注文ボタンを押す前に返品・交換条件を読みます。
届いたら、屋外で使う前に次を確認します。
- 注文した品番・幅タイプ・サイズと一致する
- 左右とも靴下を履いて試す
- つま先・前足部・甲・かかとを分けて見る
- 歩行や許可された範囲の動作で確認する
- 返品する可能性があれば箱や付属品を保つ
店舗での試着が難しい場合ほど、「以前と同じシリーズ名だから同じ幅だろう」と決めつけず、商品ページの現行仕様を確認してください。
まとめ:ブランド名より商品ページを見る
アシックスは足幅が狭い、と一律には言えません。ASICSには、競技特性に合わせたラストと、NARROW、STANDARD、WIDE、EXTRA WIDEの4つの幅表記があります。
選ぶ順番は、競技を選ぶ → モデルを選ぶ → 幅/ラストを確認する → 両足で試着するです。
横がきついときは、足長だけを上げず、どこが当たるかを分けてください。つま先、前足部、甲、かかとの4か所を確認し、通販では返品条件を先に読みます。
表示は候補を絞るための入口です。最後は、その商品の現行仕様と、自分の両足で確認しましょう。
よくある質問
足の悩みがある人の関連記事
外反母趾、幅広、甲高などの悩みがある場合も、診断名や自己評価だけで幅タイプを固定しません。痛む場所、足長、足囲、甲、かかとを分け、必要に応じて専門家へ相談します。
中敷きを交換する場合は、靴内部の容積やかかとの収まりが変わることがあります。交換後も同じ4か所を再確認してください。
出典・参考資料
- ASICS「シューズ足囲ガイド」(閲覧日:2026年9月1日)
- ASICS「足のサイズ測り方・シューズサイズ表」(閲覧日:2026年9月1日)
- ASICS「ランニングシューズはどう選ぶ? 初心者がオンラインで購入するときに意識したいこと」(閲覧日:2026年9月1日)
※公式ページの表記や商品仕様、返品条件は変更されることがあります。購入時点の各商品ページと販売条件をご確認ください。
本記事は一般的な情報提供を目的とし、診断・治療・予防、個別症状への相談対応、受診優先度や特定商品の適合判定を行うものではありません。しびれ、皮膚の傷、強い痛みがある場合や判断に迷う場合は、整形外科などの医療機関へご相談ください。本原稿には商品カード・ASPリンク・購入ボタンを設置していません。免責は、消費者契約法その他の法令で認められる範囲に限ります。




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